頭皮のターンオーバー

ターンオーバーは年齢で変わる

今日はターンオーバーについてのお話です。

ターンオーバーとはお肌の生まれ変われのことを言います。

もちろん頭皮も皮膚ですからお顔と同じ仕組みで生まれ変わっています。

コチラは皮膚の断面図です。

上から、表皮、真皮、皮下組織と3つに分かれています。

ターンオーバーは表皮部分(約0,2~0,3ミリの薄い部分で行われています。)

表皮の一番下の基底層~角質層まで、細胞が色々な形をしながらどんどん分化していきます。

一番上の角質層まできたら剥がれていき自然に生まれ変わっていくというこのサイクルが「ターンオーバー」なのです。

一番下の基底層から始まり、顆粒層と角質層の間で約14日間、角質層で14日間、合わせて28日周期と言われています。但しこれは年齢によっても大きく変わってくるものであり、30~40代になるとこの周期が45日位になってくると言われています。

周期に関しては色々言われていますが、人によっては年齢×1.5倍なんてもいいますから、その理論でいくと正常にターンオーバーが行われたと仮定しても60代の方だと約3カ月程かかるということになります。ターンオーバー(お肌の生まれ変わり)は年齢によって違ってくることは致し方ないことなのです。

ですから、当サロンではまず初めに頭皮改善期間として約3カ月のスパンをみていただいています。この期間はとても大切な期間で髪の毛の土台を作る期間なのです。ホームケアや施術に通って頂くことで、保湿をおこない、栄養をしっかり補給し、生活改善を取り入れて頂くことで正常なターンオーバーで健康な頭皮を作っていきます。

ターンオーバーが遅すぎると、細胞が分化しづらくなり、お肌の表面が固くゴワゴワしてきたりするような状態です。お肌が固くなっているために乾燥しやすくなり、フケ、皮脂が過剰に分泌したり、炎症を招いてしまいます。

また、紫外線による日焼けなどが原因でターンオーバーを早くしてしまうと、新しい細胞が作られていくという大切なプロセスが完成せず、未完成なまだ中途半端な状態のまま上へ上へと押し上げてしまい、お肌が不完全な状態になるため乾燥しやすくなったりします。

表皮の4つの層の役割

角質層

表皮の一番上の角質層は、拡大してみるとブロック状になっており、1つ1つのブロックの間には接着剤のような成分が入っています。これを角質細胞間脂質といい、主成分はセラミドで水分を保持してブロックを1つ1つをくっつけてくれる役割があります。角質細胞間脂質が減ってくると、くっついていたものが剥がれてきていまい、ゴワついたり、表面が薄くなったりします。

角質というのはウイルスや細菌などの侵入をブロックして体を守ってくれるという役割があるため、その役割ができなくなる可能性があります。

顆粒層

角質層の下の顆粒層には、角質層と同じく外からの刺激などからお肌を守り、NMF(ナチュラルモイスチャリングファクタ)、日本語では天然保湿因子という保湿をしてくれる大切な成分を作ってくれます。この成分が角質層まで押し上げられた時に、水分保持など角質層の一端を担う重要な役割をします。

水分は水のままだと、蒸発してしまうため、ゲル化してしっかり貯える必要があります。

有棘層

顆粒層の下の有棘層にはお花のような形をした細胞があり、この細胞をランゲルハンス細胞と言います。これは免疫細胞と呼ばれているもので、体内に入ってきた物質が異物なのかそうでないのかを判別します。

ウイルスなどがお肌に入ってきた際、角質層が弱っていると侵入をブロックできず奥まで入ってきてしまいます。その時ランゲルハンス細胞はウイルスを入ってきたことをキャッチして排除するために、他の免疫細胞や脳に情報を伝達します。ランゲルハンス細胞そのものにウィルスを排除する能力はありませんが、監視の役割をしています。

基底層

一番下の基底層には基底細胞があります。

細胞には寿命があります。細胞の中には新しい細胞を生み出す細胞、お母さんの細胞がありそれを幹細胞といいます。

表皮の幹細胞は基底細胞でこの細胞から生まれて分化していきます。

また基底層にはメラノサイトという細胞があります。メラノサイトというのは、メラニンというものを作っている細胞です。メラノサイトが活性化するとメラニンがたくさん作られ、上の方へと上がっていきお肌の表面に色素が過剰に蓄積するとシミや色素沈着になっていきます。メラノサイトが活性化する原因は、紫外線や活性酸素、ニキビなどと色々あるのですが日常的に一番気を付けたいのは摩擦です。

表皮はとても薄い為メラノサイトを刺激して活性化してしまい、シミを作る原因となってしまいます。お肌のお手入れをする際は、優しく刺激を与えないように注意することが大切です。

真皮の役割

ここまでで表皮はお肌を綺麗に保つだけでなく、外部からのウイルスや細菌の侵入を守ってくれる役割があります。毛穴は真皮にありますから、表皮に水分がゲル化してしっかり溜まっている状態であれば、外部からの侵入を守ってくれます。

逆に乾燥している状態だと、紫外線やウイルスが毛乳頭を攻撃する可能性が高くなるため、頭皮の保湿やお手入れ、正しい生活習慣がとても大切であるかわかって頂けると思います。

真皮の厚さはだいたい2~3ミリで、主な成分はコラーゲン、エラスチン、基質(ヒアルロン酸)などです。

真皮に網目状に張り巡らされているものがコラーゲン、たんぱく質からできています。エラスチンというのは、網目状に張り巡らされているコラーゲンをバネのように繋ぎとめる役割をしています。基質というのは、コラーゲンとエラスチンの間にあるもので主な成分がヒアルロン酸やコンドロイチン硫酸等なのですが、60%~80%は水分です。

真皮にはコラーゲン、エラスチン、基質の他に線維芽細胞という細胞があります。これはとても大切な細胞で、コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸を作っていく細胞です。線維芽細胞は、老化やUVでどんどん働きが弱くなり、作られる量が少なくなってしまいます。

当サロンで行っているイオン導入を行うことで、真皮にある毛母細胞までダイレクトに栄養を届けることができます。

 

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